2013年2月17日日曜日

「特別なこと」の普通

卒論が終わったが、所期の目的が達成出来なかった学生は、決まって、「締め切り直前になって病気で寝込んだ」、「実験装置がうまく動かなくなった」、「天気が悪くてデータが取れなかった」などという。それぞれケースバイケースではあるが、こういうことを「危機管理が出来ていない」という。何が起こるかわからないのだから、あらかじめ予想できない。ただ、対処方法は1つ、何かが起こっても対処できるだけの時間を見て仕事を進めれば、たいていの場合、間に合う。

道路工事、いつもやっている。昼間の時間帯、片側2車線のうちの1車線は、かなりの部分が、工事中で、きちんと2車線分使える道路は非常に少ない。
道路工事は迷惑なものであるが、それが終われば、快適に使えるようになるのだから、そのときだけは我慢してよ、という暗黙の了解が社会にある(かのように堂々と工事をやっている)。たとえば、工事を1ヶ月で行ってその後5年間きれいに使えるのであれば、工事もやむなしということになるのかなと思う。しかし、そういう割合で工事を行う区間がたくさんあれば、長い道の中では、どの道路も、かなりの割合で工事をしていることになる。結果的に、道路を少し進めば工事という状態が常態化している。片側実質1車線で足りるのか?足りないのであれば、道路の設計は基本的に片側3車線くらいいるのではないか?

会議で長々と議論する。そのことを決めておけば、未来永劫、そのルールが使えるのなら、それもよかろう。しかし、そう思いながらほぼ同じ話を毎年行う。なぜなら、メンバーが少しずつでも違うし、ものごとは、毎回決め直さなければならないというのは、たいていの集団のルールであるからである。そうであれば、毎年議論することを前提に、その年だけのことを考えて決めればたいていは問題はないはずである。起こる可能性がほとんどないことまで議論するよりも、我々はしなければならないことがたくさんある。